太陽に一番近い場所

南米エクアドルは 、一年中春のような気候で知られ、「永遠の春」とも称されます。 アモローサを生み出しているバラ園は、赤道直下の標高2800m以上の高地に位置しています。 この地理的な特性により、エクアドルは一年を通して太陽の恵みを受け、一日の日照時間が大きく変化しません。 常に安定した気候は、バラにとって絶好の環境にあるといえます。

まさに世界の中心！エクアドルの赤道記念碑

広大な20ヘクタールの敷地は、東京ドーム約4個分に相当し、バラたちが豊かな環境の中で健康に育まれます。

アンデスの雪解け水

南北に走るアンデス山脈には5,000m級の数多くの火山があり、山頂は年中雪で覆われています。 4,000m以上の山には氷河があり、豊富な氷河の雪解け水でアモローサのバラは育まれています。

世界で唯一、赤道上にありながら万年雪に覆われるアンデスの山

雪解け水が小川を通ってバラ園に届けられます。

雪解け水はバラ園内にある貯水池に貯められ、バラの栽培やプリザーブドフラワーの製造に大切に使用されます。

バラは大地でこそ育つ

バラは開花させてしまうと、花びらが傷つきやすくなってしまいます。また花が大きければ大きい分、輸送コストもかかります。 しかしアモローサでは、プリザーブドローズに加工するバラは大地で大きく開花させています。ここまで開花にこだわる理由は、大地で咲かせることで花に力が宿るから。 木の根が自分の力で吸い上げた養分やパワーは、美しい強さにつながります。乾燥にもつよく、散りにくいバラに育つのです。 大切に育てた大輪のバラを傷から守りながら輸送し、すみやかに加工するために、アモローサの加工工場はバラ園の中に建てられています。

朝採れの新鮮なバラ

農園でたくましく咲いたバラは朝早くに摘み取られ、その日のうちにプリザーブド加工が施されます。 この迅速な加工によって、バラの鮮度が保たれ、プリザーブドローズとしての美しさが引き出されます。

厳しい検査基準

収穫後に厳格な検査基準に従ってチェックされます。 傷や色の不均一さ、形状の欠陥など、細部に至るまで丁寧にチェックされ、厳しい選定基準をクリアしたバラだけが、プリザーブドローズに加工されます。

厳しい選定基準をクリアしたバラ

検品基準に満たない規格外のバラ

規格外のバラは全体のおよそ20%

検品基準に満たない規格外のバラは、全体のおよそ20%を占めることがあります。 このような厳格な選別は、せっかく立派に育ったバラを無駄にするように思われるかもしれませんが、プリザーブドローズの品質を維持するために大切な工程です。

「ゴミ」ではなく「循環する資源」に

厳しい検品に合格できなかった規格外のバラは、廃棄されることなく、バラ園の肥料として再利用されます。

バラの花や葉は、ミミズや微生物の働きによって有機物に分解され、栄養価の高い堆肥に変えられます。 これによって、地球環境への負荷を軽減し、持続可能な消費と生産を推進しています。

誰もが安全な水を利用できるように

現在、世界的なバラの生産国であるケニアやエクアドルは、農業廃水による地下水や河川の汚染を招いて大きな社会問題となっています。

バラ園内に水浄化施設(沈殿池、ろ過池)を設置し、地域の水環境の保護と、地域社会との共生を築くことを目指し、汚染水の浄化にも積極的に取り組んでいます。

バラ園内にある浄水施設

水生生物が生存できる状態にまで綺麗な水に戻してから、川に返しています。

資源のリサイクル

プリザーブドフラワーの製造過程で使用するアルコールや保湿液、染料など様々な資源を再利用するために、リサイクルプラントをバラ園内に設置しています。 資源の無駄を減らし、廃棄物による環境負荷の軽減にも積極的に取り組んでいます。

アモローサは選りすぐりのバラの名前

アモローサという名前は、スペイン語で「愛」を意味し、最高品質のバラに対する誇りと信頼の象徴です。 厳しい検査基準をクリアしたバラだけがこの名前を冠します。 この名前には、エクアドルの自然環境で育まれた美しいバラへの敬意が込められています。

私たちの使命

様々な困難を乗り越え、遠くエクアドルから日本にたどり着いたアモローサ。 私たちはこのバラを通じて、人々の日常に美しさと喜びをもたらし、特別な瞬間をより素晴らしく彩ることを使命としています。 たとえこのバラが色あせたとしても、あの日の輝きは心に永遠の思い出として刻まれるでしょう。 私たちは、アモローサという名のバラが、あなたの特別な日を一生忘れられない素晴らしい体験に変えることを願っています。